17歳以下の男子サッカー県選抜チームのセレクション結果がこのほど発表され、大和高校サッカー部(宮澤仁監督/部員数43人)の中原一樹さん(2年)が選ばれた。19人のメンバーのうち公立校からの選出は中原さんのみ。県U―17選抜はあさって2月18日(日)、三ツ沢公園陸上競技場(横浜市神奈川区)で日本高校選抜U―18と対戦する。
中原さんは大阪府出身。小学2年生の時に父の仕事の関係で海老名市に移り住み、「中新田FC」でサッカーを始めた。「小中学生の時に主だった戦績は残せなかった」と振り返るが、中学1年の時に大和・海老名・厚木・座間・綾瀬の選抜チーム「JFAトレセン県央」に選ばれ、3年生の冬には中体連の県選抜に入るなど頭角を現していった。
部員100人を超す強豪私学から声がかかったという中原さんだが、選んだ進学先は大和高校だった。「和高の試合を見学した時、選手たちが生き生きとプレーしていて、『ここでサッカーがしたい』と思った」と当時を振り返る。
169cm・61kgと決してサイズは大きくないが「素早い突破力、ゲーム展開の中での理解力に長けている」と宮澤監督は教え子を評する。FWやMFのポジションを務めることが多いが、「ゴールキーパー以外ならどこでもやれる自信はある」と中原さんは語る。
宮澤監督によると、同校サッカー部からの県選抜は、国体の県代表に選ばれた前主将の折原怜さん(3年)に続き、2人目だという。
先月末に監督から選抜入りを伝えられたといい「とてもびっくりしたけど、うれしかった」と中原さん。「公立校から唯一選ばれたが、私立も公立も関係ない。実力者たちの中で真剣にサッカーに取り組み、レベルアップをしたい」と意気込んでいる。
さらなる高みへ
県選抜が18日に対戦する日本高校選抜U―18は、1月の全国大会に出場した都道府県の強豪校から選ばれた3年生が主体のチーム。一方、U―17は全員が2年生だ。
「圧倒的に不利」との下馬評もあるというが、中原さんは「今までのサッカー人生で最強の相手だと思う。自分がどこまで通用するか楽しみ」と気負いはない。宮澤監督は「技術面ではまだまだ伸びしろがある。貴重な経験を糧に、成長していってほしい」とエールを送る。
目標とする選手は、同じMFで元日本代表の香川真司選手。中原さんは「少しでも理想の選手に近づけるよう、努力を続けたい」と前を向く。
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