第62回「県高等学校総合体育大会」兼「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バレーボール競技県予選会」は22日、大和スポーツセンター(上草柳)で代表決定リーグ戦が行われ、大和南高校女子バレーボール部(高橋博之監督/部員数28人)が2試合を連勝し、3年ぶり16回目のインターハイ出場を決めた。
女子バレーボールの県予選会は、出場155チームによるトーナメント方式で行われ、準決勝に進んだ大和南・市橘(川崎市中原区)・相洋(小田原市)・横浜隼人(横浜市瀬谷区)による「代表決定リーグ戦」が行われた。
16日の市橘戦に敗れ、0勝1敗でこの日を迎えた大和南は、第2試合に登場し、横浜隼人と対戦した。昨年と今年5月に行われた関東大会の県予選で連敗している相手だったが、打点の高い相手に果敢なレシーブで応戦。終始リードを守り、2―0で勝利した。
第3試合の対戦カードは、大和南―相洋。横浜隼人戦が終了してからわずか30分後に始まった一戦は、勝った方にインターハイの出場権が与えられるとあって、試合前から両チームの応援合戦が熱を帯びた。
試合は大和南が終始リードを守って1セットを先制した。第2セットは一転、相洋のスパイクが連続で決まるなど、劣勢に立たされた大和南。「勝利を意識してしまい、フェイントを多用するなど逃げの姿勢が出てしまった」と橋本優七主将(3年)が振り返るこのセットを17対25で落とした。
最終セットに入ると、強行スケジュールをこなす選手たちにも疲れが見え始める。それでも「たくさんの応援を頂き、『まだいける』という気持ちになった」と橋本主将。満員のスタンドからは在校生や同部OG、同校の卒業生である古谷田力市長ら、多くの声援が選手を後押し。大和南はこの試合でも精度の高いレシーブで相洋の猛追をかわし、セットカウント2―1で勝利した。
準優勝した大和南と優勝した市橘は、7月21日〜8月20日に開催される「北部九州総体2024」に出場が決定。インターハイの女子バレーボールは7月26日〜29日、大分県内の各会場で行われる。3年ぶり16回目の出場を決めた大和南の高橋監督は「選手の頑張りもあるが、観客席からの声援が選手の力になった」と振り返った。
大和南がインターハイに出場するのは2021年以来で、この時は予選グループで敗退している。橋本主将は「『全国でまず1勝』を合言葉にチームとしてここまで頑張ってきた。しっかりと準備をしてインターハイ本番を迎えたい」と意気込みを語った。
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