海外にルーツをもつ小中学生や高校生の学習をサポートしようと、大和市国際化協会(清水和男理事長)は、7月22日(月)から26日(金)までベテルギウス北館で「夏休み子ども教室」を開く。今年は市渋谷学習センターでも7月24日(水)から26日(金)まで予定され、初の2拠点開催となる。
このサポート教室は、同協会が2006年から約18年にわたり開催してきた。海外にルーツを持つ子どもや在日外国人で、日本語が苦手な子どもたちに対し、およそ40人のボランティアが1対1で学習支援を行う。毎年30人ほどの子どもたちが、夏休みの宿題を持ち込み勉強に励んできた。
今年はNPO法人多文化共生ボランティア団体「KAM」や市渋谷学習センターの協力もあり、2拠点開催が実現した。高座渋谷の会場が2カ所目に選ばれた理由について同協会の石川和友さんは「KAMが日本語教室の会場として使用していたことに加え、市南部には外国にルーツを持つ子どもが多くいることがあげられる」と話す。
背景に外国人増加
市民課によると、大和市の人口24万3990人(2024年7月1日時点)に対し、市内に暮らす外国人の数は24年6月30日時点で8393人。15年同時期の5738人から毎年増加傾向にあり、9年間で2655人増えている。
こうした状況を踏まえ石川さんは「日本語が苦手で困っている子どもたちに対し、安心して勉強してもらえる環境を提供できれば」と話している。
サポート教室は、全日午前9時〜11時30分。最終日の26日は教室終了後に「子ども食堂」が開催される。参加は電話で申し込む(先着順)。
(問)国際化協会【電話】046・265・6051
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