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「認知症かな?」とおもったら 取材協力/たなかクリニック(相模大塚駅前)
家族が「もしかして認知症?」と思ったとき、どうすればいいか。「認知症サポート医」としての豊かな経験と知識をもつ相模大塚駅駅前「たなかクリニック」の田中院長は大和市や近隣市の認知症患者、その家族の相談に対応。
院長は地域で認知症患者を支援
大和市医師会で認知症を担当する田中院長は「同じ質問を繰り返したり、同じ買い物が重なったり、同じ話を何度も聞く、物盗られの訴えが聞かれるなどは、認知症を疑う症状です」と警鐘を鳴らし、専門医を受診して欲しいと呼びかける。
田中院長は大和市が主催する認知症サポーター育成や多職種協働研修の講師を務め、市の認知症初期集中支援チームを長年けん引してきた。
また地域包括支援センター運営協議会の会長を務め、大和市内の地域包括支援センターに深くかかわり、介護保険認定審査会の合議体長として、介護保険制度にも精通している。さらに神奈川県から連携型の認知症疾患医療センターに指定されて2年が経過し、今後も「より質の高い診断・治療を志します」と話す。
予約なしの受診でもその日に認知症診断
両親のアルツハイマー病を治療し、看取った経験をもつ田中院長。患者家族の目線に立ち予約なしで受診できる。「患者さんへの負担を減らしたい」とAI技術搭載64列高速CTを導入し「来院当日に診察と頭部CTを行い、その場で認知症を診断します。治療法、介護申請、家族の対応の仕方などを1つ1つ一緒に考えましょう」と話す。認知症予防の視点から高血圧・糖尿病・脂質異常症の検査結果も丁寧に説明してくれる。
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