大和市シルバー人材センターの理事長に就任した 杉間 泰則さん 深見西在勤 74歳
三方良しの「受け皿」に
○…大和市シルバー人材センターには、約900人の会員がいる。運営の指揮をとる、責任ある大役を「まだまだ市のために役立ちたい」と引き受けた。近年は企業や団体からの依頼も多く、「働きたい高齢者との橋渡し役を果たす」と意気込む。運営方針は「依頼者と会員と人材センターが『三方良し』となるようなサービスを提供していくこと」と語る口調には、熱が入る。
○…相模原市緑区の橋本で青春時代を過ごした。幼少の頃から外で遊ぶのが好きで、野球やバレー、大学ではスキーやゴルフなど様々なスポーツに挑戦した。「楽しむをモットーに活動していた」と当時を懐かしむ。24歳の時に大和市役所に入庁。以来、36年にわたり市職員として大和のために尽力した。市民課での勤務が長く、「様々な人と触れ合うことができて、楽しかった」と振り返る。労働組合にも約20年所属し、「人脈が広がる良い経験ができた」
○…現在は、自宅のそばに2人の娘家族が暮らしており、孫がよく遊びに来てくれるという。「孫からの頼まれごとはつい引き受けてしまう」と目を細める。家族で過ごすそんな穏やかな日々は、なによりの財産だ。趣味は、20歳の頃から50年以上続けているゴルフ。「練習嫌いだから上手くならない」と頭をかくが、「ゴルフ仲間との飲み会が楽しみでね」と、その魅力を語る。
○…高齢社会が進行しているが、会員は減少傾向にあるという。この現状を「再雇用、再任用が増えており、会員の増強が難しくなっている」と分析する。その上で、センターは「60歳で退職した人や、再雇用後に退職した人の受け皿になっていく」と先を見通す。「働く意欲がある方はぜひ入会を」。今後、PR活動にも注力していく。
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