南林間東北自治会の秋祭りで「子どもカフェ」を企画した 菊地 恵子さん 林間在住 73歳
地域で子どもを育てる
○…10年ほど前をピークに減少傾向にある自治会を盛り上げようと、秋祭りで子どもたちが店員となって来場客をもてなす「子どもカフェ」を企画した。「若い世代に楽しく自治会に関わってもらえるきっかけになってくれたら」と期待を寄せる。実際に子どもたちがカフェを運営している姿を見て「働くことの楽しさやお金の大切さなどを学んでくれて良かった」と手応えを感じた。
○…大和南出身。子どもの頃から活発で近所の田んぼや川でよく遊ぶ子どもだった。音楽好きの父の影響を受けて高校では吹奏楽部に入部。トロンボーンを担当した。「行進曲ではメインの楽器。演奏するのがとても楽しかった」と当時を懐かしむ。大学は保育を専攻。中学の頃に弟の通う幼稚園の先生に憧れてその道に進んだ。卒業後は市内の幼稚園に就職し、子育てをしながら子どもの教育に携わってきた。
○…自治会の活動に参加したのは58歳の頃。当時の自治会長に「役員をやってほしい」と頼まれたのがきっかけだった。役員として「子どもたちのやりたい」を叶えるためにハロウィーンや餅つきなどのイベントを企画してきた。10年来の趣味はフラダンス。7月にはハワイに足を運んだ。本場のダンスを学び、現地のイベントでステージにも上がったという。「とても貴重な経験ができて良かった」
○…子どもカフェは「親同士、子ども同士で横のつながりを作る場でもある」と考える。つながりが広がれば、親も子どもも地域で結ばれるようになる。「その子どもたちが成長した時に地元を愛する大人になってもらえたら」と先を見つめる。「地域のみんなで子どもたちを育てられる街や自治会を目指していきたい」とこれからも活動を続けていく。
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