このほど開催された第51回「自動車安全運転競技大会」で優勝した 綠川 祐輔さん 下鶴間在勤 45歳
安全に車と生きる
○…市役所を代表して自動車安全運転競技大会に出場した。職員全員が2択問題50問の学科テストを受けて、その成績上位者4人が出場権を獲得。「代表として出場できることはとても光栄なこと。その分重圧もあり、妻には弱音を吐いていました」と苦笑い。大会当日は実技と点検、学科の3部門でほぼ満点を記録し優勝した。「プレッシャーから解放されてうれしさよりも安堵の方が大きかった」と振り返った。
○…福島県白河市出身。子どもの頃から車やバイクが好きで、よく友だちとラジコンで遊んでいた。「近所の空き地で空き缶を使ってコースを作っていた」と懐かしむ。旧車が特に好きで、大学を卒業してすぐに20年以上連れ添っている愛車のビートルを購入した。「母が絵を描いてくれていたのがビートルで、自然と購入を決めていた」。妻との出会いも旧車のイベントだった。
○…長男と長女が巣立ち、現在は妻と次男と3人で暮らす。愛車のメンテナンスには時間と手間を惜しまず、週末は次男と一緒に塗装などに明け暮れている。「近所の人には『整備士』だと勘違いされていると思う」と笑う。愛車で向かうのはサーキット。年4回行われる旧車のレースに参加し、シリーズチャンピオンになるほどの腕前で「運転はスピードと安全の両立がモットー」と語る口調に熱が入る。
○…自身が大会に出場し好成績を残すことで「安全運転を競う大会があることを知ってほしい」。しかし、新卒の職員にはペーパードライバーも多く、仕事中に運転指導をすることもあるという。「若い人が大会に出場して経験を積めるように技術や安全運転について伝えていきたい」と、後進の育成にも力を入れていく。
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