大和市のマイナンバーカード交付率が2024年8月末時点で、77%を超えたことが分かった。24年度の交付枚数は5621枚(8月末時点)、累計枚数は18万9656枚で全国と県平均を下回っている。
マイナンバーカードは、役所での申請や手続きの利便性向上、デジタル化などを目的に2016年から交付が始まった。今年12月からは保険証としての機能も追加される。今年8月末時点で大和市の累計交付率は77・4%。全国平均の81
・1%、県平均の80・4%を下回っている。
21年度の末時点で累計が10万9063枚、交付率は45・3%だったが、マイナポイントキャンペーンが実施された22年度は交付枚数が4万2706枚で交付率は17・2%伸び、62・5%。23年度は75・3%だった。
24年度は8月末の時点で交付率の伸びは2・1%。市民課では今年6月から市役所地下1階にマイナンバーカード窓口を設置し、保険証との紐づけを受け付けている。
さらに、渋谷分室と中央林間分室では新規のカード申請を受け付けるなど普及に力を入れる。
同課担当者は「12月からのマイナ保険証や来年3月に始まるマイナ免許証は申請の後押しになってくれるのでは。引き続きスムーズに申請手続きができる環境を提供していく」と話していた。
マイナンバーカードでは現在、個人番号の証明や本人確認、コンビニでの住民票の写し、印鑑証明のような公的な証明書の取得などができる。