大和市は11日、前市長による不要な公共工事のやり直しを巡り、大木哲氏らに総額2905万3565円の損害賠償請求を行った。
損害賠償請求は、昨年12月から行われた弁護士らによる第三者調査の報告書を受けて行われた。
大木氏に対する請求額は2602万1817円。内訳は▽ポラリス(中央林間)に併設する「星の子ひろば」の複合遊具の色変更に1536万2500円▽大和ゆとりの森(福田)の「仲良しプラザ」の床材変更に175万2千円▽2施設の第三者調査に要した費用277万6618円▽遅延損害金613万699円。
そのほか大木氏と前副市長の井上昇氏に対し303万1748円を連帯して請求した。内訳は▽高座渋谷駅前複合ビル「IKOZA」(渋谷)の外壁塗り直しに80万3千円▽IKOZAの第三者調査に要した費用161万6511円▽遅延損害金61万2237円。
納付期限は今年10月30日。納付されない場合、20日以内に督促状を送付する。古谷田力市長は9月定例会で「督促にも応じない場合、裁判所に訴えを提起していくことを念頭に調整している」と説明した。