昨年の終了から一転、継続が決まった第16回「やまと子ども絵画大賞」(主催/ジェイコム湘南・神奈川かながわセントラル局・ギャラリーおがわ)の審査がこのほど行われ、門脇恵衣さん(引地台中1年)の「あの日見た千本桜」が大賞に輝いた。新設された「横濱花博連絡協議会賞」には峯美咲さん(渋谷中2年)の「パッと笑顔が咲く」が選ばれた。
小中学生の絵画コンクールとして15年にわたり行われてきたが、主催していたギャラリーおがわの小川政男館長(80)が年齢などを理由に昨年の第15回大会をもって「完結」としていた。
しかし、取材などで小川さんと関わりのあったジェイコムが共催する形でコンクールが復活。3年後に大和市に隣接する横浜市瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設で開かれる「国際園芸博覧会」(花博)にちなみ「花の咲く風景」が作品テーマに決まった。これまでは夏休みの課題として学校単位での応募が多かったが、今年は個人の応募を中心に37点が寄せられた。千本桜のほかクリスマスローズ・ひまわりなど色鮮やかな花を描いた力作がそろった。
市内在住の日本画家・能島浜江氏ら5人の委員による審査が1日に行われ、大賞のほか新設された「横濱花博連絡協議会賞」「市長賞」、「教育長賞」、「大和商工会議所会頭賞」、「(株)安田物産賞」などが決定。花博賞に選ばれた作品は今後、花博の関連イベントなどでもお披露目される予定だ。
「数は少なめだったが、気持ちのこもった良い作品が多く寄せられた」と小川さん。「ぜひたくさんの方々にご覧いただければ」と話した。
その他の入賞作品(一部)は次の通り。▽最優秀賞/井上航(渋谷小3年)「かがやくひまわり」▽同/野末陽莉(南林間小6年)「夏の終わりに〜向日葵の咲く校庭で〜」▽市長賞/荒木はるか(緑野小3年)「大好きな私の家と朝顔」▽市教育長賞/松原妃玖(大和中2年)「いつもの花畑」▽大和商工会議所会頭賞/松下灯里(引地台中2年)「散歩道」▽(株)安田物産賞/山下桜花(大和中2年)「花の海」
入賞作品は10月30日(水)〜11月10日(日)まで、ギャラリーおがわ(上和田1777/午前10時〜午後6時)で展示される。
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