古谷田力市長はこのほど、新たな総合計画案の概要を発表した。将来の都市像とその実現に向けた考え方を示す基本構想では「みんながつながる健幸都市」を掲げた。
市総合計画は10年間を計画期間とし、市政運営の指針として最上位の計画に位置付けられる。大和市ではこれまでに9回策定され、現在は「健康都市やまと総合計画」の6年目にあたる。
2007年に初当選した大木哲前市長は、第8次市総合計画の基本構想で「健康創造都市やまと」をスローガンに、「人の健康」「まちの健康」「社会の健康」からなる「3つの健康領域」を設定。19年度から始まり現在も続く第9次総合計画では「健康都市やまと」を掲げ、10年間でこれら健康領域を推進する方針が記されている。
来年度から始まる第10次総合計画の基本構想では、従来の健康都市から「みんながつながる健幸都市」に方針転換する。
「みんながつながる」について、市総合計画担当は「幸福度と人間関係は密接である上、これまでの市政運営で十分とは言い切れなかった『市民とのつながり』を増やしていくという思いが込められた」と説明する。
「健幸」には、古谷田市長が昨年4月の初当選から一貫して掲げてきた、心身に加え社会的にも幸せな状態「ウェルビーイング」が実感できる街づくりを目指す姿勢が反映された。
会見で古谷田市長は「前市長はトップダウンだったが、私は(市民の声をすくい上げる)ボトムアップ型。その違いが新たな基本構想に反映されたと思う」と話した。
基本構想の策定にあたり、開会中の市議会定例会に上程され、総合計画基本構想審査特別委員会に付託された。12月20日に採決がある。
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