大和市社会福祉協議会(石井敏英会長)がこのほど、情報通信技術(ICT)を活用した初となる災害ボランティアセンター設置に関する訓練を行った。参加者はスマートフォンを手に真剣に取り組んでいた。
訓練は市保健福祉センターで行われ、市社協の職員、運営スタッフらおよそ50人が参加した。市社協では9月にシステムを導入後、すでに導入している座間市と横須賀市の訓練に事前に参加するなど準備を進めていた。
災害ボランティアセンターの運営は社協と行政が共同で担う。このオペレーションにICTを活用した例は、2021年に風水害に見舞われた佐賀県や静岡県で実証済みで、活動の傾向や的確な支援につながることが分かっている。
今回導入された「JoyLinks」は、スマートフォンにアプリをダウンロードし、ボランティアの受け付けや支援要請、資機材の貸出返却などを二次元コードで一括管理できるシステム。
従来のような書類で管理する方法と比べて、情報管理や支援者の安全管理など運営スタッフの労力削減や受付時間の短縮などが期待される。
参加したスタッフは「受け付けもスムーズで進捗状況もタイムリーに分かる。紙で行っていた訓練とは大違いだった」と振り返った。
やまとボランティアセンターの板鼻一弘所長は「初めての訓練だったが、まずまずの出来だったと思う。訓練を繰り返し行い、いざという時のために備えていきたい」と話していた。
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