(PR)
医療レポート 前立腺肥大でお悩みの方へ 大和徳洲会病院 泌尿器科 遠藤勝久部長
Q・前立腺肥大についてお聞かせください。
A・前立腺は50歳以上になると90%の人が肥大します。そのため、前立腺の中央を通っている尿道が圧迫され尿が通過しにくくなり、更に膀胱を刺激し頻尿となるのです。
前立腺肥大症に対する治療は内服薬による保存的治療と手術による外科的治療があります。
ただし保存的治療は内服薬による治療で、半ば永久的に内服を継続しなければなりません。
一方、外科的治療は手術をすることにより治療はひとまず終了します。
従来の外科的治療は尿道から尿道鏡を挿入し、尿道側から前立腺の一部を切除する手術(TUR―P)が中心でした。
しかし、この手術は1〜2時間を要し、入院期間も7〜10日間が必要で出血も伴います。これに対し、昨年より新しい術式が保険収載されました。それがWAVE療法(経尿道的水蒸気前立腺手術)です。
大和徳洲会病院ではWAVE治療機器を導入。WAVEとは経尿道的水蒸気治療のことで、水蒸気の熱を利用して前立腺を退縮させる前立腺肥大症の治療法です。
治療時間は5〜10分、出血はほぼなく、入院期間も2泊3日と身体への負担が非常に少ないことが特徴です。
手術は全身麻酔で行います。尿道に内視鏡を挿入し、肥大した前立腺の腺腫に針を刺して103℃の水蒸気を9秒間注入。手術後は尿道から膀胱にバルーンカテーテルを挿入して終了となります。バルーンカテーテルは患者さんの状況に応じて術後1週間〜1カ月後に外来で抜去します。
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>