年末に差し掛かり、飲酒の機会も増えるこれからの時期。大和警察署(森田仁志署長)では、飲酒運転の根絶に向けて取り締まりや啓発キャンペーンなどを強化している。
大和警察署の交通第一課によると、同署管内(大和市・綾瀬市)における2020年〜23年の飲酒運転の検挙件数は19件、19件、27件、16件と推移している。
今年は、12月12日時点で昨年を上回る19件。同課担当者は「経済活動なども新型コロナウイルスの流行前に戻りつつあり、飲酒の機会も増えていることが要因の一つでは。気持ちの緩みもあるはずで、いっそうの警戒が必要」と指摘する。
県では毎年12月を「飲酒運転根絶強化期間」に位置付けている。大和署でも対策や啓発に力を入れている。検問の強化、大型商業施設での啓発キャンペーン、自動車を利用する企業をはじめとした各地域の事業所への安全講話の実施など、飲酒運転根絶に向けた取り組みは多岐にわたる。
同課担当者は「飲酒運転は故意によるもので、そのため罪も重い。厳罰化されていることをあらためて考えてほしい」と訴える。
自転車も罰則対象
道路交通法が今年11月1日に改正され、新たに自転車の「酒気帯び運転」が罰則として設けられた。「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科され、酒の提供者や同乗者も懲役や罰金の対象となる。
忘年会シーズンが続く中、担当者は「自動車はもちろん、自転車も『飲んだら乗るな』。飲酒運転は絶対にだめ」と呼びかけている。
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>