南大和病院(茅野修史院長/下和田)は12月7日、同院西側を南北に走る「久田山谷線」の道路拡幅工事が完了したことを受けて「拡幅開通式」を開催した。古谷田力市長をはじめ地域の自治体関係者や地域住民らが参列した。
今回工事が行われたのは、同院入口前から藤沢街道(国道467号)に続く約200mの道路。ここは道路幅が約4mで車のすれ違いが難しく、救急車両が足止めされることもあった。通勤、通学時間帯は近隣の児童生徒らも多く通り、車の交通量も多い道で、交通事故のリスクが懸念されていた。
こうした背景から、同院が10年ほど前から、市や地主らと協議を重ねて独自に拡幅工事の準備を進めてきた。2024年3月には土地の売買契約や農地転用許可の取得などが完了。同年7月から工事を開始した。11月末に完了し道路幅は約6mとなった。歩行者エリアは1・5mほど確保され、色分けと反射材付ポールも設置。歩行者と車双方の安全を図ったという。車道幅は4・5mほどあり、車両のすれ違いもスムーズになった。
工事が行われた道路そばの交差点で交通安全ボランティアを行う工藤直美さん(64)は「子どもたちが安全に学校に行けるようになって良かった」と話していた。
茅野院長は「この道路拡幅工事は長年の悲願であり、地域の人たちの安全を守りながら、同院へのアクセスを向上させる重要なプロジェクトだった。これからも地域に根差した医療を提供していく」と語った。
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