大和の夏の風物詩「神奈川大和阿波おどり」(主催/神奈川大和阿波おどり振興協会)が来年、第50回の節目を迎える。昭和52年に始まり、平成、令和と続いてきた市内最大級のイベントを振り返る。
神奈川大和阿波おどりは毎年7月、ステージ演舞を披露する「ぞめき」と、大和駅周辺商店街を舞台に流し踊りで観客を魅了する「本大会」が行われる。今では「関東三大阿波踊り」の一つに数えられ、本大会には毎年30万人以上が訪れるなど、大和市を代表する催しとなった。
「神奈川大和阿波おどり30周年記念誌」によると、神奈川大和阿波おどりは1977(昭和52)年7月3日午後1時、商店街の振興を目的として新橋通りで始まった。踊り手は100人、観客は500人だった。続く第2回大会は、猛暑の時間帯を避け午後6時にスタート。およそ10連が参加、およそ3万人の人出を記録した。
その後も回を重ねた阿波おどり。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった第46回の本大会は、感染症対策でプロムナードに有料桟敷席を設置して行われた。
昨年の第48回大会では、各連の選抜メンバーが集結する「総踊り」が、従来の大和中央通りから阿波おどり発祥の地である新橋通りに会場を移して行われた。
3つの時代を渡り歩いた阿波おどりは、これからも大和の顔として人々を魅了する。
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