第2回「W成人式」で実行委員長を務めた 原 武司さん 桜森在勤 40歳
「つながり」の輪広がれ
○…同級生たちが20年ぶりの再会を喜んでいる姿をみて「仕事の合間で頑張ってきて良かった。これをきっかけに交友関係が続いてくれたら」と期待を寄せる。昨年の7月に実行委員会のメンバーから推薦されて委員長を務めることに。開催までに何度も会議を重ねてきた。「終盤は毎週で、子どもたちが寝てから始まり、日付をまたぐこともあった」と、これまでの道のりを語る。
○…下鶴間の出身。子どもの頃から剣道や書道などに打ち込んでいた。高校まで続けた野球にはとりわけ夢中になった。地元の友人たちと、日が暮れるまで白球を追いかけた。「当時のチームメイトは今でも会うほどの仲間」。大学卒業後は、アパレル関係や営業職などさまざまな職業を経験した。「もともと人と関わりたい思いが根底にあった。たくさんの人との出会いは財産になった」と振り返る。
○…「飲食店を経営したい」という思いから、30歳を前に東京の居酒屋と焼肉店で、10年間修行を積んだ。地元に戻り、経験を活かせる「焼肉酒場びーと。」を昨年6月、桜森にオープンし、妻と二人で支え合いながら営業している。仕事を離れれば2児の父親。2カ月に1度のペースで行く家族旅行がかけがえのない時間だが「全国の郷土料理や食材を店で提供できないかとつい考えてしまう」という。
○…自身の店は、仕入先から内装まで地元の仲間に頼んでいる。今回の「W成人式」で再びつながりあった仲間同士、協力していくことで「今まで以上にまちを盛り上げ、地元のつながりの底力を見せていきたい」と意気込む。「そんな地元のための会議をする、仲間たちが集まれる場所を提供し続けていきたい」と理想の未来を思い描いている。
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