大和市議会(青木正始議長)は24日、第1回定例会の本会議を開き、2025年度の一般会計当初予算案を賛成少数で否決した。市議会事務局によると、当初予算案が本会議で否決されたのは、記録が残る過去30年間で初めて。現状では4月以降の予算執行に支障があるため、市では対応を検討している=3月26日時点。
新年度予算案を巡っては、3日に開かれた厚生常任委員会(小倉隆夫委員長)で放課後児童クラブ事業に対し、その必要性や実施方法に疑問の声が相次ぎ、同予算案が否決された。
24日の本会議では、「自民党・新政クラブ」の井上貢氏(4期)が一般会計予算案の一部を組み替える修正案を提出した。放課後児童クラブ事業費の減額など4つの事業に対し、合わせて951万6千円の減額を求めた。
採決では、原案に対し公明党(5人)、自由クラブ(3人)、立憲民主党(2人)、村田玲氏(大和維新×iRAISE)の11人が賛成、自民(9人)、日本共産党(2人)、神奈川ネットワーク運動(2人)、虹の会(2人)、星野翔氏(大和維新)の16人が反対した。
修正案も賛成12人、反対15人で否決となった。
市は、3月中に臨時会を招集し、指摘箇所について何らかの修正を加えた予算案の成立を目指す見通しだ。
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