横浜文化体育館(中区)で5月19日、第65回「神奈川県理容競技大会」が開催され、ホンダプレミアヘアーインターナショナル桜ヶ丘店に勤務する野中直矢さん(21)が「メンズ・レディースフリー」部門で優勝した。
幾人もの全国大会チャンピオンを生み出してきた、この大会。神奈川県の理容技術を競う場として、1950年から毎年開催されている。今年は、135人の理美容師が参加した。
入店2年目の野中さんが出場したのは、若手の登竜門とされる部門。事前にメイクとカラーをほどこしたマネキンを使って、ウィッグのカットとセットを35分間で行う。短時間で、いかに自由で時代に合った表現ができるかが求められる。
独創的なカラーで新境地
野中さんの作品は、ショートとロングを組み合わせた斬新な髪型。肩にかかりそうな髪の毛を「はねさせて、派手に動かす」ことにこだわったという。色合いを試行錯誤した甲斐あって、襟足が目を引くレインボーカラーに仕上がった。
「優勝するとは思わなかった」と語る野中さんだが、大会前の睡眠時間は1、2時間。寝る間を惜しんで練習に励んだ。「先輩がつきっきりで教えてくれたことが大きかった」という。
勤務先のオーナーで、第28回全国大会チャンピオンでもある本田誠一さんは、「練習中からトップクラスになると思っていた」と誇らしそうだ。
実家埼玉の祖父、両親も理美容師という野中さん。「今はアシスタントだけれど、早くスタイリストになりたい」と爽やかに語った。
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