駅直結型商業施設「エトモ中央林間」が12月7日、中央林間駅にオープンし、それに合わせた開業記念のテープカットが1階の階段前で行われた。この施設の開業は、1984年の同駅開業以来初の大規模リニューアルとなる。
中央林間駅は田園都市線と小田急線が乗り入れ、1日約15万人が利用するターミナル駅。現在、東急沿線では駅構内や駅ビルの店舗開発・リニューアルを推進しており、今回もその一環で実施された。
「エトモ」は、東京急行電鉄(株)(野本弘文取締役社長)の駅商業施設ブランド。駅ごとの特色に合わせた店舗を誘致し、街に溶け込むような施設デザインを施した、駅と街をつなぐことをコンセプトにしている。江田、自由が丘、鵜の木、市が尾に続き、5番目となる。
この施設のテーマは「リンカンビレッジ〜中央林間の心地よいランドマークへ〜」。出店は全26店舗。週替わりで人気スイーツ店の出店する「マイスイーツ」が全国初出店となる。
また、(株)東急ハンズが手掛ける雑貨とカフェの複合店「ハンズビー&カフェ」が県内で初出店となる。同店はハンズカフェの中でも最も広く、座席数も約80席と最多となっている。そのほか、タブレットが常備されており自由に使用できるほか、電源コンセントも設置されている。
開業日には駅利用者や住民らが多数見守る中、東急営業三部の高木克典部長、長津田駅の大和幸雄駅長、テナント代表で(株)パルの板倉志生里店長、来場者代表がテープカットを行った。東急線キャラクター・のるるんも登場し、来場者との写真撮影に応じた。
東急の担当者は「明るく生まれ変わった駅に、毎日でも立ち寄ってほしい」と話した。
開業3日前の4日には、報道関係者向けの「プレス内覧会」も開催され、施設内が公開された。