障害福祉分野と医療分野の連携を目指し、大和市障害者自立支援協議会の医療・福祉連携部会では毎月勉強会を開催している(事務局・市障害者自立支援センター)。10月10日には7回目の勉強会が大和ゆとりの森で行われ、健康遊具の使い方講座が開催された。
講師を務めたのは、桜ヶ丘中央病院リハビリテーション科の小野雅之さんら。当日は、市内障害福祉施設の職員と利用者が参加し、健康遊具で体を動かした。
健康遊具とは、誰でも気軽にストレッチや簡単な筋力トレーニングなどの運動ができる遊具。市では主に高齢者の健康づくりを目的に、14年度から今年度にかけて市内約100カ所の公園に設置を進めている。
講座では、参加者が積極的に遊具を体験し、講師が体の状態に合わせて無理なく行えるストレッチ方法を伝えていた。参加した施設職員は「散歩している公園に健康遊具があっても通り過ぎていたが、これからはストレッチなどで使っていきたい」と話した。
講師を務めた小野さんは「健康づくりが課題となるのは高齢者だけでなく障害者も同じ。このような勉強会が続くことで、地域レベルで障害者福祉と医療の連携が深まっていくと思う」と話した。