大和市医師会の会長で小林国際クリニック院長(西鶴間)の小林米幸さんが9日、「第46回神奈川県医療功労賞」(読売新聞社主催・厚生労働省ほか後援)を受賞した。
賞は長年にわたり地域医療や福祉に貢献した人に贈られるもの。
小林さんは1949(昭和24)年北海道夕張郡生まれ。慶應義塾大学を卒業後、75年に大和市立病院へ。85年に市内にあったインドシナ難民大和定住促進センターの嘱託医を兼任したころから地域に住む外国人を日本人同様に受け入れる医療機関の立ち上げを決意し、90年に小林国際クリニックを開業する。91年には在日外国人のため医療相談などを受けるAMDA(アムダ)国際医療情報センターを設立。現在も理事長として活躍している。これらの活動が評価され、開業医でありながら、これまでに外務大臣表彰、神奈川医学会学術功労賞、県民功労賞など数々の賞を受賞している。
小林さんは「今回の受賞を機に『小林はこんなことをしているのか』と知ってもらえることが嬉しい」と喜んだ。