振り込め詐欺への注意を呼びかける看板を設置した 岩崎 清一さん 上和田在住 70歳
自信があるから尽くせる
○…深刻な大和署管内の振り込め詐欺被害。大和綾瀬交通安全協会や警察官友の会など長年警察の支援活動をしてきた縁から、啓発看板を設置した。デザインやフレーズを自ら考案した自信作。「よくある看板は文字が多く言葉も硬すぎ。パッと見て伝わるものにしたかった」とねらいを話す。
○…今年のはじめ、自宅にいた妻に茨城県警から電話があった。「あなたの口座が振り込め詐欺の振込先として使われている。詐欺に加担していることになり罪に問われるので、急いで対応を」。立て続けに今度は銀行協会から電話が。「すぐ詐欺だと分かったが、指摘された口座番号が家の口座と一致していた。私がいなければ騙されたと思う」。看板に書かれた『チョット待った 明日まで考えよう‼』は、そんな冷静さを失いかけた実体験から得た教訓でもある。
○…先祖代々上和田で暮らす。180cmを超える恵まれた体格を生かし、駒澤大学では少林寺拳法部で心身を鍛えた。卒業後は海運会社、ゴルフ会員権販売の営業を経て地元の不動産会社に就き、1980年に独立。同じ頃から地域おこしにも関心を持ち始め、消防団に所属して得た人脈を活用し、左馬神社の神輿会と囃子連を創設した。「以前は元日も閑散とした神社だったのに、酒を振る舞ったり、獅子舞を踊ったり、と続けていたら今では大賑わい。これは地域貢献だと強く感じたなあ」と頬が緩む。
○…ビジネスでも、地域活動でも、トラブルがないことが自慢。「自分に自信があるから、何も怖くないし、謙虚になれる。だから面倒でも自分より相手の喜ぶことをしたい」と奉仕の心の支えは自信だと語る。ゴルフ愛好家で今年から大和市ゴルフ協会の会長に就任。「あと麻雀も欠かせないね」と目を輝かせた。
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