水泳の若きエース・池江璃花子選手の白血病公表は大きな衝撃と共に、日本骨髄バンクにドナー登録の手続きなどに関する問合せが相次ぐなど、骨髄移植等の関心が高まっている。そこで本紙では、大和市が行っている骨髄バンクドナー支援制度について取材した。
大和市では骨髄移植や末梢血幹細胞移植の推進を目的に、昨年4月から、骨髄移植ドナーバンク支援事業を開始している。
支援は神奈川県が進めているもので、県内では大和市の他、横須賀市、鎌倉市など4市町が支援を実施している。
助成は市民で、市税の滞納がない、同様の助成を受けていない、骨髄等の提供に伴う休暇制度のない事業所に勤務している人で、健診や貯血のための通院、骨髄等採取のための入院などが対象となる。
助成額は通院・入院に要した日数1日につき2万円(上限7日間・14万円)、事業所に対しても同1万円(上限7万円)が支給される。
申請は、骨髄等の提供完了日翌日から1年以内で、市健康福祉課によると2月15日時点で、これまでに個人2人が支援を受けている。
問合せは市健康づくり推進課医療施策推進担当【電話】046・260・5661。
保福事務所ではドナー登録可
骨髄ドナー登録は、厚木保健福祉事務所大和センター(中央1の5の26)でも可能。登録実施日は奇数月の第4月曜日で次回は3月25日(月)。予約制で、登録希望者は前週の金曜日の午前中までに電話または来所で予約。
同センターでは、日時が限られていることや、横浜や藤沢などの献血ルームなどで即日登録可能なことなどもあり、ここ数年登録事例はないという。問合せ同センター保健予防課【電話】046・261・2948。
また献血会場でもドナー登録が可能。ただし現場には、ドナー登録に関する専門スタッフが常駐していないため、登録の際は、事前に日本骨髄バンクのホームページなどで確認が必要。
※注・骨髄バンクのドナー登録は、年齢が18歳以上54歳以下、体重が男性45kg以上、女性40kg以上等の制約がある。詳細は日本骨髄バンク(【電話】03・5280・1789)