全国各地のご当地グルメが一堂に会す「全国ふるさとまつり うまいもの市」が10月5日(土)、6日(日)に大和駅前東側プロムナードで開催される。今年は全国から40団体が参加。台風15号で被災した千葉県南房総市も出店し、「くじらコロッケ」などを販売する。
南房総市の名産品を販売するのは、同市の道の駅「和田浦ワオ!」。人気商品の「くじらコロッケ」(1個180円)は、関東唯一の捕鯨基地がある和田浦港で水揚げされたツチクジラを使用。当日はほかに、鯨串カツ、天草100%あんみつなどが並ぶ。「ワオ!」の山口愛美さんは「どれも地元産を使用しているので、是非南房総の味を楽しんでほしい」と話した。
9月8日夜から9日未明にかけて房総半島を直撃した台風15号は、南房総市に甚大な被害をもたらした。「ワオ!」でも屋根が壊れ、1週間ほど営業を休止。うまいもの市では、台風で包装が汚れてしまったものの中身に問題のない菓子や乾物なども販売される。
南房総市観光プロモーション課によると、市内では秋祭りが中止されるなど自粛ムードが広がっているという。同課は「イベントを通し、南房総は元気だと皆様に伝えられればいい」と話した。
津ぎょうざが初参加
10回目となる今回は全国24自治体と市内15県人会、大和市特産品・推奨品協議会の計40団体が参加。福島県郡山市(生きくらげ)、静岡県函南町(函南ブランドコロッケ)、三重県津市(津ぎょうざ)、徳島県人会(なるときんとき)が初参加する。午前10時から午後5時(6日は4時)まで。(問)大和市産業活性課【電話】046・260・5134