新型コロナウイルスの影響で、延期となっていた女子サッカー「なでしこリーグ」が、いよいよ明日18日(土)、約4か月遅れで開幕する。大和シルフィードが所属するなでしこリーグ2部は、10チーム総当たりで、11月中旬までに18試合を戦う超過密日程。シルフィードは、チーム全員の力を合わせ「橙旋風」を巻き起こす。
開幕戦は日体大ホーム初戦は26日
シルフィードの開幕戦は、アウェイで日体大と(午後3時キックオフ)。ホーム開幕戦は、翌週の26日(日)。1、2戦は無観客試合(リモートマッチ)で、3戦目以降の観客動員は、その時の状況によって判断される。
2部リーグ2シーズン目の大和シルフィードは、No.4・DFの岸みのり選手をキャプテンに据え、新入団選手9人を加えたフレッシュな顔ぶれで意気揚々と船出した。
そこへ襲った新型コロナウイルスの流行。全体練習も中止となり、選手たちは個々にトレーニングを続ける難しい調整を余儀なくされた。
藤巻藍子監督は「リーグ開幕が決定してから、多くの方々に支えられ、トレーニングを積んできたが、まだ体力が100%戻ったとまでは言えない」と選手たちのコンディションを心配する。それでも「試合ができる喜びと感謝の気持ちをパワーに変えて、開幕戦に臨みたい」と”サッカー選手”としてプレーできる選手たちのモチベーションに期待を寄せた。
2部リーグ最初の昨シーズンは、スピードとパワーの差から守勢に回ることが多かった。「今年は攻撃の時間を長くできるかどうかが鍵。強みのアグレッシブな攻撃は残しつつ、丁寧に攻撃する時間帯も作り、シルフィードが試合を支配できるようにしたい」と話す。注目ポイントに「妥協を許さない新キャプテンが、チームの事を考えて作ったチームワーク」を挙げた。
開幕戦はリモートマッチとなるが、「シルフィードを応援してくれている方々が必ずいると信じ、全力で闘うので、一緒に闘ってください」と例年以上の熱いサポートを求めた。