幼稚園教諭をめざす学生に幼稚園の仕事を説明し、就活の悩みなどにも応じる「就職相談フェア2020」が12日、レンブラントホテル海老名で開催され、およそ40人の学生が参加した。県央の私立幼稚園と認定こども園28園でつくる、相和私立幼稚園協会(橘川好一会長)が主催した。
この相談会は5年前に始まり、学生の就職活動に合わせて毎年1回開催されている。今年は6月の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で3カ月遅れの開催となった。
協会によると、幼稚園教諭はなり手不足が顕在化していて、採用環境が年々厳しさを増している。そうしたことを背景に上部組織にあたる公益社団法人神奈川県私立幼稚園連合会(小澤俊通会長、横浜市神奈川区)が、県内12の各地区協会主催の就職相談会開催を支援している。
相和私立幼稚園協会には大和、綾瀬、海老名、座間、寒川の28園が加盟していて、この日は20園が参加した。
説明員として参加した小松原幼稚園(座間市)の幼稚園教諭(21)は、昨年は学生としてこの相談会に参加し、今年4月から母園の同園で仕事を始めた。教諭は「担任の補助として年少クラスを担当している。子どもたちと一緒に成長していることなどを伝えた」と話していた。
友達2人で参加した厚木市内の学生は「コロナの影響で実習と就活が重なっている。開催してもらえて良かった」と話し、各園のテーブルを回っていた。
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