大和市議会第4回定例会が25日開会した。会期は12月21日(月)までの27日間。今議会には36の議案が上程されている。
上程されている議案の内訳は、条例の一部改正7件、工事請負契約の締結2件、補正予算4件、損害賠償額の決定2件、指定管理者の指定7件、市道の認定・廃止・変更が14件。議会初日に12月8日に任期満了となる教育委員会委員の任命2件議案として追加され、青蔭文雄委員の再任と及川紀子委員の任命が即日採決された。
補正予算案には、ひとり親世帯を対象に、大和市独自の事業として1世帯当たり5万円を支給する臨時特別給付金が計上された。給付金支給に対する補正予算の総額は、システム改修費や事務費なども含め、約8200万円。
ひとり親世帯への支給は7月に次いで2度目。この時は3月〜5月分の何れかの児童扶養手当を受給した1625世帯が対象で、1世帯につき2万円を支給している。
今回は7月〜10月分の何れかの児童扶養手当を受給した人が対象。受給のための申請は不要。支給時期は来年2月中旬以降となる。
今議会に上程された補正予算の総額は2・5億円。主な事業は、65歳以上の市民を対象に季節性インフルエンザの予防接種費用助成事業に約1億1800万円。この財源は県からの支出金が主。マイナンバーカード交付体制充実のために2200万円、年末年始の受け入れ対応に医師を増員する休日夜間急患診療所運営事業に1900万円などとなっている。
条例の改正案では、市議会議員、市長をはじめとする特別職、一般職員の期末手当を年0・05カ月分引き下げる条例の改正案が上程されている。
県内初、路上喫煙市内全域で禁止へ
議案の一つ「路上喫煙に関する防止条例」の一部改正では、喫煙場所を除く市内すべての路上喫煙を禁止となる。議案が可決されれば県内初。施行は来年4月1日から。
これまでの条例は、大和駅や中央林間駅など人通りの多い駅周辺を罰則(過料2000円)のある「重点禁止区域」に、それ以外の駅周辺や小中学校周辺を罰則のない「禁止区域」とし、それ以外での路上喫煙は禁止していなかった。
今回の改正では、重点禁止区域以外は、市内全域で禁止とする。罰則はないが、市は施行後の効果次第で罰則の導入も検討するという。
議会は本日27日(金)から常任委員会が開会。27日が環境建設、30日(月)が文教市民経済、12月1日(火)が厚生、2日(水)が総務。3日(木)には基地対策特別委員会が開催される。一般質問は、12月14日(月)から16日(水)までの3日間で、昨年12月以来、時間短縮などを行わない、通常開催となる。