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大和版 公開:2021年10月1日 エリアトップへ

放電精密加工研究所×大和シルフィード 足もとから取り組むSDGs バイオマス製の練習用具寄贈

社会

公開:2021年10月1日

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シルフィードと放電精密加工研究所のロゴが入ったマーカーコーンの試作品
シルフィードと放電精密加工研究所のロゴが入ったマーカーコーンの試作品

 大和シルフィード(大多和亮介社長)のスポンサー企業で、市内上和田に大和事業所を構える株式会社放電精密加工研究所(本社・横浜市/工藤紀雄代表取締役社長、以下HSK)が、プラスチックと木材を混合した「バイオマスプラスチック」製のマーカーコーンを試作、シルフィードに寄贈した。

 マーカーコーンは、高さ5センチほどの円錐形の用具。プラスチック製で、細かいステップを繰り返し行う練習などに使用されている。HSKの試作品は、既存のマーカーコーンの素材であるポリエチレンに木粉を混合溶融したもの。木の特性が強く、硬かっため、チームから「選手が誤って踏むと怪我につながる恐れがある」との意見が出たことから、HSKでは早速、材料を改良し、新たな試作を進めているという。

環境配慮、地域貢献で共通認識

 HSK、大和シルフィードの両社ともに、神奈川県がSDGs(※1)に取り組む企業を認定する「かながわSDGsパートナー」に選ばれている。HSKでは大多和社長からサッカーの練習用具はプラスチック製品が多いことを聞き、「バイオマスプラスチック」製の用具に変更することで、環境に配慮した循環型社会の実現に向けた活動の一環としてSDGsの取り組みにつながるのでは、とマーカーコーンの試作に至ったという。

 「バイオマスプラスチック」は、木材や竹などのバイオマスとプラスチックを融合した素材で、混合する種類や割合を変えることで、石油由来のプラスチック製品の削減と、これまで廃棄されていた未活用天然資源の利用が可能になるなど「アップサイクル」につながる素材としても注目されている。

 1961年創業のHSKは、放電加工を中心とした技術で航空・宇宙分野から自動車・住宅・エネルギー等など幅広い分野の金属製品や金型の製造、加工などを行っている。今年4月から資源循環型社会の構築に向け、混合溶融技術を活用した取り組みを開始。「バイオマスプラスチック」の新たな素材・製品の開発を行っている。

※1「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき国際社会共通の目標のこと。17の目標と169のターゲットで構成されている。

大多和社長(左)に試作品を手渡す工藤社長
大多和社長(左)に試作品を手渡す工藤社長
HSKではマーカーコーン以外にも様々な材料や形状の試作を進めている
HSKではマーカーコーン以外にも様々な材料や形状の試作を進めている

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