外国人市民が日ごろの日本語学習の成果を発表する「第18回にほんごで話そう!日本語スピーチ大会」が9日、桜丘学習センターで行われた。フィリピン・中国・ベトナム・ウクライナ・タイ・ペルーの6カ国にルーツを持つ高校生や社会人あわせて7人が参加し、日本での挑戦や周りの人への感謝などを日本語でスピーチした。
このイベントはスピーチを通じて、外国人市民への理解を促すことを目的に、市内で活動する「(公財)大和市国際化協会」「やまと国際フレンドクラブ」「大和日本語支援ボランティアネットワーク」の3者が共催している。
発表者には各賞が授与され、最高位の大和市国際化協会理事長賞にはペルー出身のメディナカミラさん(座間総合高校2年)が選出された。カミラさんは「13歳のカミラへ」と題して当時を振り返り、昔の自分が想像できないほど楽しい生活があることや、それを可能にした努力の大切さなどを笑顔で語った。
スピーチを聞いた来場者からは「前向きな姿勢に勇気をもらった」「人柄が伝わる素敵なスピーチばかり」などの声が上がった。