神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2024年3月1日 エリアトップへ

大和綾瀬歯科医師会 要介護者ら支援充実へ 深見西で新事業を開始

社会

公開:2024年3月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
1人目の患者となった田中さんの診察の様子=2月22日・大和歯科診療所
1人目の患者となった田中さんの診察の様子=2月22日・大和歯科診療所

 一般社団法人「大和綾瀬歯科医師会」(森基孫会長)は2月22日、通院が困難な要介護・高齢者を対象にした予約制の診療を大和歯科診療所(深見西2の1の25)で新たに開始した。社会の高齢化・長寿化を背景に、時代のニーズに応えた歯科診療を提供するため、同会では診療所の全面バリアフリー化工事を行うなど、準備を進めていた。

 大和歯科診療所が入る大和綾瀬歯科医師会館は、昨年8〜11月、県の助成金を受け、市と協議を重ねながら全面改修が実施された。この日から始まった要介護・高齢者歯科の新事業を見据えた改修で、会館の入口にはスロープが設置された。

 診療は月2回で保険診療が行われる。介護保険の認定を受けている人、認定は受けていないが徒歩での通院が難しい人などが対象で大和市民をはじめ、市外からの診療も受け付ける。継続した通院も可能だ。

 診療所には歯科医師や歯科衛生士のほか、歯科麻酔専門医も常駐し、在宅診療や一般の外来診療では対応が難しい診療を担う。同会の担当者は「もし心疾患のある方が診療中に容態が急変しても、麻酔医が迅速に対応できる」とメリットを挙げる。今後、同会では診療機器や材料の整備を進めていく。

 22日午前10時、県内に暮らす田中節子さん(84)は、家族が押す車いすに乗って診療所にやって来た。

 過去に脳梗塞を患ったことがある田中さんはこの日、同会の医師らによる診察を受けた。診察を終え「入口には段差がなく無理なく入ることができた」と田中さん。「設備も充実していて、私にとっては大変心強い」と話していた。

 同会の森会長はこの日から始まった診療を「市民のためになる重要な新事業だと考えている」と説明する。同会では要介護・高齢者診療を従来の休日歯科診療などと同じように、主軸の事業として継続していく方針だ。

 診療は第2・4木曜日。午前9時〜午後1時。予約は大和綾瀬歯科医師会在宅歯科医療地域連携室【電話】046・263・0686。

大和版のトップニュース最新6

闇バイトへ警戒強化

大和警察署

闇バイトへ警戒強化

「加担する側にならないで」

11月22日

手話を広めて半世紀

双和会

手話を広めて半世紀

12月8日に記念大会

11月22日

「現地決済型」を導入

ふるさと納税

「現地決済型」を導入

「うかい亭」で利用開始

11月15日

全国大会で最優秀賞

大和商工会議所女性会

全国大会で最優秀賞

「コンポスト」事業が評価

11月15日

育休取得7割に迫る

大和市男性職員

育休取得7割に迫る

全国トップクラスの水準

11月8日

酒気帯びにも罰則

改正道交法

酒気帯びにも罰則

自転車の取締強化へ

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 11月1日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook