大和高等学校同窓会(片山政明会長=「人物風土記」で紹介)がこのほど、県立大和高等学校の歩みをまとめた記念誌「和高六十周年」を完成させた。記念誌は、今年3月の卒業式で母校を離れる生徒たちに進呈されたほか、今後、市内の公共施設に配架も検討されている。
完成した記念誌は、全46頁。表紙題字は書道部の渡邉愛未さん(第60期生)が担当し、裏表紙に描かれた「60thロゴマーク」は美術部の生徒が制作した。内容は、学校概要・教育目標・沿革に始まり、同校の「学力向上進学重点校エントリー校」としての取り組みの紹介や、過去10年間の学校行事の振り返り、部活動紹介など、「文武両道」の校風として知られる同校ならではの内容に仕上がっている。
節目に合わせて製作
同窓会では昨年、「創立60周年記念事業実行委員会」を立ち上げ、記念誌の製作をスタートさせた。これまでも40周年、50周年など10年ごとの節目に合わせて記念誌を作ってきたといい、実行委員会の委員長を務めた片山会長は「記念誌づくりを通して母校の今にふれることができるのは、卒業生としてうれしいこと」と笑顔で話す。
同窓会では、記念誌のほかにも、PTAや同校の協力を得ながら今春の卒業生に記念品として同校の校章が描かれたタンブラーを贈り、同校に対しては新調された校旗の寄贈も行った。
学区が撤廃されて以降、大和市外からの生徒が増えた同校。今や市内からの入学生は1割ほどだという。片山会長は「だからこそ、記念誌などを通して一人でも多くの在校生や卒業生が『和高』に愛情を持ってくれたらうれしい」と話し、10年後の新たな記念誌の製作にも意欲を見せた。
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