大和市ゴルフ協会の会長として後進の育成などに努める 田邊 吉春さん 福田在住 69歳
ゴルフを楽しめる会に
○…1996年に設立されてから28年続くゴルフ協会で、5代目会長を務めている。「次の若い世代にしっかりタスキをつなぎたい」と語る声には、熱がこもる。会員250人を取りまとめ、協会運営のかじ取りを担っている。協会の運営理念は「皆がゴルフを楽しめる」としており、大会で上位入賞を目指す人も、純粋にゴルフを楽しみたいという人も、皆が活動しやすい場所の提供を心がけている。
○…福田出身。地元農家の長男として生まれ、外で遊ぶのが好きな活発な子どもだった。家業の手伝いの合間にゴルフ中継を観るなど、小学生のころから興味を持っていた。競技を始めたのは大和市役所に入庁後、友人に誘われたことがきっかけだった。「月に1回ほど練習に行く、いわゆる『お楽しみゴルフ』だった」と当時を懐かしむ。41歳の時に協会が設立し、すぐに入会した。その後は練習量も増えて、ベストスコア「72」という腕前になった。
○…長男の巣立ちを見届け、現在は妻と長女の3人で暮らしている。協会の活動のほかにも、自治会や農協など、地元のために日々汗を流している。活動の合間に自宅の敷地内でキウイフルーツや柿を栽培し、収穫できたらご近所や友人におすそ分け。「手間がかかって大変だけど、喜んでもらえるのがね」と、うれしそうに語る。
○…ピーク時は400人いた会員数の減少を課題と捉える。会員を増やすため、他の協会が力を入れているジュニアの育成方法を模索。あわせて、協会が年2回行っている相模カンツリー倶楽部でプレーできる大会の魅力をPRするなどし「若い世代を取り込み、会を盛り上げていきたい」と意気込む。タスキを渡す日にむけ、今日も歩み続ける。
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