大和市は1日、市民を対象に初めて実施した「幸福度」に関する意識調査の結果を公表した。市の説明によると、市民の幸福度は全国平均をわずかに上回った。調査結果は、来年度に始まる新総合計画の策定に生かす。
幸福度調査は、前市長が「健康都市やまと」を掲げたのに対し、「健幸都市」を目指す古谷田力市長が選挙公約の一つに掲げていた。今年1月12日〜26日に満16歳以上の市民5千人を対象に実施し、1842件(36・8%)の回答があった。
調査は、0〜10の11段階評価で行われた。集計によると、市民の幸福度の平均値は6・359で、国内平均の5・910(世界幸福度調査/2024年)を上回った。男性が6・205、女性が6・517だった。
「心を許せる人の存在」を尋ねる設問で「いない」と答えた人の幸福度が3・961で最低だったのに対し、「家族・親族」「友人・知人」など選択肢を多く挙げた人ほど幸福度が高かった。さらに「心を許せる人」が多い人ほど、健康状態で「よい・まあよい」と回答した割合が高かった。
これらの結果を受け、調査結果では「幸せ=人との関わり」で、「健康を生み出すのも人との関わりが大切ではないか」と結論付けた。
古谷田市長は「人とのつながりが幸せにとって重要であることが示された」と総括。その上で、「自治会館や公共施設などを活用した『居場所づくり』がこれからは重要になる。市民の交流事業を政策に取り入れていきたい」と新しい総合計画の策定にむけて意欲を示した。
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