宮崎県沖を震源とするマグニチュード7・1、最大震度6弱の地震が、8日午後4時43分ごろ、発生した。翌9日午後7時57分ごろには神奈川県西部を震源とする地震が発生し、大和市でも震度3を観測した。
市では、8日午後6時23分ごろホームページなどで市民に注意を呼びかけ、同日8時35分ごろ、小山洋市副市長を本部長とする災害警戒本部会議が開かれた。翌9日の地震発生後には市危機管理課の職員が参集し、情報収集などにあたった。
相次いで発生する地震を受け、同課では「いざ」に対する備えを市民に呼びかけている。
携帯トイレの用意も
市が全戸配布している「防災マップ」には、市内の広域避難場所や避難生活施設などが網羅され、自宅から最寄りの避難場所が確認できる。水害を想定した洪水浸水想定区域も色分けされ、境川や引地川沿いの地域には「浸水時避難方向」が矢印で記されている。
ほかにも、地震発生時に身を守るために取るべき対応や、避難の流れなども解説。防災マップは市役所3階の危機管理課やシリウスなど公共施設でも手に入る。
中丸信孝・市危機管理監は「元日の能登半島地震では携帯トイレの必要性も注目された。日ごろの備えを徹底していただければ」と話している。