令和6年第3回総務常任委員会を終えて 市政報告 令和5年度決算について 大和市議会議員 木村賢一
令和6年第3回総務常任委員会での質疑の一部を紹介します。
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Q・個人市民税が5億1122万5千円増となり納税義務者の増加等とあるが詳細を伺いたい。
A・市民税の個人の前年度からの増収額のうち、現年度分は、5億157万1千円の増、滞納繰越分は965万4千円の増となっている。現年度分は、令和5年度の賦課期日、同年1月1日の人口が前年度の賦課期日時点から1484人増えている。この人口増の影響もあると思うが、納税義務者は前年度から2094人の増となり、特に給与所得者は前年度から2379人の増となっていることによるものである。
Q・固定資産税では、令和5年度は前年決算額と比較しても増額となっているが、どのような変化でこうなったのか。
A・固定資産税については、特に家屋において棟数が前年度から285棟増加しており、加えて、当初予算の見込みよりも評価額の大きい非木造家屋で、大型の物流倉庫や食品工場が令和4年中に新築されたことから、現年度の土地家屋課税分で予算額に対して約1億200万円、前年度決算額との比較で約2億7400万円の増額となった結果が出ている。
Q・繰入金の財政基金繰入金であるが、令和5年度末の財政調整基金の残高を教えてほしい。財政調整基金の残高はどの程度が適当と考えるか。
A・令和5年度末の財政調整基金の残高は約60億円。本市の財政運営においては、財政調整基金の残高は、標準財政規模の10%程度を維持することを一つの目安と考えている。令和5年度末の60億円の残高は、標準財政規模で約13%に当たり、令和5年度末においては適正な水準を維持できていると考えている。
Q・市政等PR事業であるが、大和市ではたしか自主財源を確保するため車両や広報やまとなどを広告の媒体として、民間企業の広告掲載を進めている。大和駅も中央林間駅も既にデジタルサイネージを設置しているが、この2カ所に有料広告を掲載できないのか。
A・中央林間駅については設置場所が東急電鉄の敷地内にあるため東急に確認したところ、有料広告は避けてほしい旨の話があったので、掲載していない。大和駅付近に設置しているサイネージは、プロムナード上にあって歩道となるので、 道路上に民間広告を掲示する広告塔として大和市屋外広告物条例による規則に当てはめると、規則の許可条件等に合致しないため有料広告ができないこととなっている。
Q・8月9日に神奈川県の西部で地震が発生したときに本厚木駅と海老名駅で多くの帰宅困難者が発生した。大和市で起きた場合の受け入れ施設はどうなっているのか。
A・乗降客数の多い中央林間駅周辺ではポラリスの2階アリーナ、民間の三機テクノセンターの入り口付近を一時滞在施設として想定。大和駅についてはシリウス内のやまと芸術文化ホールを指定し、新たに大和駅近くの ルネサンス大和というスポーツクラブと災害協定を結び、その他駅では各学習センターを一時滞在施設と位置づけている。
Q・現在の金利上昇が今後の市債借入れに及ぼす影響、それに対する市の考えは。
A・市場金利が上昇すると、市債利子の支払額が増えていく、それに伴い公債費の上昇が懸念される。借入れの際には元利償還金に交付税措置のあるものを最優先で活用する等の総合的観点から、 財政負担が過大にならないよう取り組んでいく。
◆大和市のホームページから会議録をご覧になることができます。
木村賢一
大和市上和田2511
TEL:046-267-0772
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