第56回「全国商工会議所女性会連合会 滋賀全国大会」(主催/同連合会・日本商工会議所ほか)が8日、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで開かれ、大和商工会議所女性会(岡本幸子会長)が全国の女性会を対象とした「『個として光る』女性会事業表彰」の最高位となる最優秀賞(日本商工会議所会頭賞)を初受賞した。
全国大会は、421の女性会およそ2万人の会員を対象に開かれた。大和商工会議所女性会の岡本会長は1千人以上が詰めかけた会場の舞台に上がり、日本商工会議所の小林健会頭から表彰状を受け取った。
同会では、コロナ禍で活動が制限された中でできることを模索し、生ごみからたい肥を作る「コンポストバック」に着目した。持続可能な開発目標「SDGs」をテーマに、2020年から市内保育園にコンポストバックを寄贈、園児にたい肥作りや植物栽培の体験機会を提供するなど、生ごみ削減のみならず多彩な活動を推進してきた。
コロナ禍でも会員が一丸となって事業に取り組んだ姿勢が、女性会連合会や日本商議所の役員らで構成される審査委員会に高く評価された。
可能性に期待
11月9日・10日に開催された「やまと産業フェア2024」では、大和商議所3階で女性会の活動紹介コーナーが設けられ、古谷田力市長が10日、視察に訪れた。
同会のコンポスト事業について説明を受けた古谷田市長は「コンポストバックを市内の学校に配布したい」とコメント。「(給食などで出た)生ごみをたい肥に変え、そこから野菜を収穫して給食に活用できれば、循環型社会に近づけるのでは」と期待感を示した。
受賞について岡本会長は「(最優秀賞は)女性会の皆に対して贈られたもの。これを励みに、これからも横のつながりを大切に活動をしていきたい」と語った。
同会は1983年11月、「大和市商工会婦人部」として発足し、23年度に創立40周年を迎えた。現在、商工業に携わる48人の女性会員で構成される。
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