サッカー元日本代表で、現在は横浜F・マリノスのユースコーチとして活躍している藤本淳吾さん(40)が11月19日、母校の福田小学校(塩原貴明校長)を訪問した。4年生から6年生のおよそ280人に向け、自身の経験や目標に向けて努力する大切さを語った。
今回の講演は、同校が今年度で創立50周年を迎えることを知ったマリノス側が提案し、実現したもの。藤本さんは小学生時代からプロサッカー選手になるまでの過程や経験、日本代表に選ばれた思い出、コーチとして指導する楽しさや難しさなどを振り返った。
その後、児童たちからの質問を受け一人ひとりにアドバイスした藤本さん。同じ小学校に通った先輩として、準備や感謝、人間性の大切さとともに「友だちを大切に。人を思いやる心を持って日々を過ごしてほしい」と後輩たちに語った。
講演会に参加した高田まゆさん(12)は「挫折を経験しながら、目標に向かって努力している姿を知ることができてうれしい」と語った。
鈴木遙さん(12)は「私もサッカーを習っている。藤本さんのように感謝を大切にしてプロサッカー選手になりたい」と話した。