大和市長選 安藤氏、村上氏が名乗り 橘元衆議院議員も出馬へ
任期満了に伴い来春の統一地方選挙で行われる大和市長選挙。元県議の安藤博夫氏が8月に、元市議の村上寛光氏が9月に入り無所属での出馬の意思を明らかにしたことに続き、元衆議院議員の橘秀徳氏も出馬に向け意向を固めていることがわかった。
安藤博夫氏(66)は本紙の取材に対して、「大和で育ち、大和の発展とともに成長してきた。ふるさと大和への熱い想いは誰にも負けない。市内はもとより周辺市との広域都市基盤整備の促進などで連携協力を図っていきたい。また、市職員の専門性を発揮していただける機構改革などにも取り組みたい」と述べた。
安藤氏は1948年生まれ。大和青年会議所理事長などを経て、市議2期、県議3期。現大和市レクリエーション協会・ボウリング協会会長。安藤設計・安藤商事株式会社代表取締役。
村上寛光氏(68)は、本紙に対し「市の自治基本条例やポイ捨て条例に不備があるのにかかわらずいまだ見直しがされていない。また、昨今の不祥事に関する市長の説明責任は十分ではない。市議会で務めた監査委員の経験などを市政に生かしていきたい。女性の部長職登用など女性が活躍できる場所を設け、市全体を盛り上げていきたい」と述べた。村上氏は1946年生まれ。2000年に海上自衛隊を定年退官、一等海尉。在職中は主に航空管制官勤務。市議1期。現阿波踊り「そんじょ連」顧問。
橘氏「しかるべき時期に会見」
元衆議院議員の橘秀徳氏(45)は1日、次期衆院選に向けた公認申請の取り下げを民主党神奈川県連常任幹事会で受理された。関係筋などから無所属での出馬の意思を固めたのでは、という声が出てきている。
橘氏は本紙に対して「いまはまだお話ができない。支援者の方への説明が終わった段階で、しかるべき時期に会見を開きたい」と述べた。
現職の大木哲市長(66、2期)は進退を明らかにしていない。【9月3日起稿】