大和市平和都市推進事業実行委員会の会長を務める 永井 圭子さん つきみ野在住 53歳
困った人を放っておけない
〇…大和市民に「平和」について考えてもらうための事業を企画し、実施する大和市平和都市推進事業実行委員会で会長を務める。今年で20周年を迎える会にあって、活動歴は18年。会長としても7年目となる。8月4日には朗読劇「この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ」を生涯学習センターで催す。若い世代を意識して大和高校と大和南高校の演劇部にも出演を依頼した。「戦争を知らなくても、見れば、話せば何かを感じることができる」
○…活動を始めた当初、「戦争体験者の方など自分より年上の男性ばかりで圧倒された」という。そうしたなかパネル展や語り部などの企画段階で、メンバーが自分の意見にも耳を傾けてくれた。「未熟な自分にも役割がある」事に気が付き、距離感が縮まった。7年前にまわりから「これからは女性の力が必要」と初の女性会長に抜擢された。
○…東京の下町、スカイツリーで一躍有名になった錦糸町生まれ。「困った人を見ると放ってはおけない」情に厚い性格は母親譲りだという。大学ではボランティアサークルで地域の子どもたちの勉強の面倒も見ていた。大学を卒業後は、辞書を専門とする編集者として、子ども向けの百科事典を担当していた。「使える言葉と文字数が限られていたので、子どもに面白さを伝えるのは本当に難しい。でもその分やりがいがあった」。3年間続け、寿退社し主婦に。2人の娘にも恵まれた。
〇…14年前に子育て支援団体「チャイルドケア」を立ち上げ、虐待などで悩む若いママたちのよき相談相手として現在も活動を続けている。忙しい毎日の中で、息抜きは走ること。今年7月にオーストラリアで開催されたマラソン大会にも出向いた。海外留学中の二人の娘とは、コミュニケーションツールの『LINE』で会話。「母娘の内緒の話だから、かわいそうだけどパパは抜きなの、ふふふ」とほほ笑んだ。
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