市文化創造拠点シリウスのやまと芸術文化ホールで8月27日、「日本の魅力を再発見!和から始まる素敵な旅 チャリティーコンサート2017」が開催され、特別講演として錣山親方(元関脇寺尾)が自身の相撲人生を語った。主催は(一財)天文郷芸術文化財団・(一社)青少年育成支援 大和のこころ。
錣山親方は講演で、幼少期から相撲との出会い、角界での活躍を、その裏に隠された数々の「逆境」を乗り越えた経験をもとに話した。39歳まで力士を続ける原動力として貴花田との対戦を挙げ、「28歳のとき貴花田に負けたことが悔しく『貴花田に勝ちたい』と思い頑張れた」と述べ、観客は熱心に聞き入っていた。
講演の前には、大和市出身の大和嵐など錣山部屋の力士が登場しインタビューに答えた。大和嵐は「稽古は辛いが、家にいるより楽しい」と述べると、会場から拍手が送られていた。
コンサートではバリトン歌手・崔宗宝さんが「荒城の月」など日本の歌を歌ったほか、座間市出身の津軽三味線奏者である澤田勝成さんが「津軽じょんがら節」などを披露した。
今回はチャリティーコンサートとして、収益の一部が市文化スポーツ部や、毎年諏訪神社で子ども相撲を主催する下鶴間連合自治会などに寄付された。
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