南林間西北自治会60周年記念大会の実行委員長を務める 長嶺 英則さん 南林間在住 73歳
ジーワンより自治会
○…「地域の子どもたちを、あの立派な舞台に立たせてあげたい。これが決め手」と胸を張る。明日に迫った記念大会。地区から電車で2駅離れたシリウスでの開催には反対の声も大きかった。「確かに自治会館で簡単に済ます方が手間がかからない。しかし、折角なら自治会の将来のためになることを」と押し切った。地区に幼稚園から高校まである珍しい自治会だからこそ実現できる、多世代が楽しめるステージがいま、幕を開ける。
○…健康が取り柄、のはずだった。今年8月に気胸で1週間入院するまでは。「自宅で呼吸困難になり、救急車を呼んだ。近所の人が見ていると思うと強がってしまい、自力で歩いて乗った」と苦笑い。実行委員長に推挙されたのはその1カ月後。「自治会歴が7年と浅い私で大丈夫かと思ったが、周囲に認めてもらえた嬉しさもあり」引き受けた。
○…転勤族の家庭に生まれ、自身も転勤族。大手樹脂加工会社の営業マンとして、妻と子を南林間に置いて単身全国を回り、執行役員まで務めた。営業の心得は、些細なことこそ疎かにしない。「相手が会話の中でポロっと出した情報を逃さない。『小さな事も気にしてくれる人』と思われることが信頼につながる」。物怖じしない強いハートも含め、ビジネススキルの高さは地域活動にも光る。
○…定年退職し、念願の競馬を始めた。しかし家に籠ってレースに浸れる週末は、長く続かなかった。「土日は自治会の予定が入ってきて…。若い頃からチームプレーが好きなので、個人の楽しみより優先した。競馬をやめる原因が自治会ってなかなかいないよね」と笑い飛ばす。代わりに俳句、囲碁、麻雀など毎日「大忙し」。「その後仲間と一杯やるのが楽しい。もちろん自治会の皆とも飲みますよ」とニヤリ。
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