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取材協力 海老名総合病院 医療レポート 糖尿病の本当の怖さ 大森安恵 糖尿病センター長
近年増加し続ける糖尿病について糖尿病センター長の大森安恵先生に聞いた。
―糖尿病の原因は
近代病のように思われていますが、3500年前の古い医学書にすでに記載がある病です。日本で増加する大きな要因は食事の欧米化と運動不足で、日本に多い糖尿病の原因は遺伝です。
―糖尿病には種類が
糖尿病は1型と2型があります。日本人に多いのが2型で、遺伝子に加えて環境因子や脂肪過多が加わり発病します。2型は自覚症状がないのが最大の特徴で「だるい」「足がジンジンする」など症状が出たときは「かなり」病状が進行しています。
―見つけるには
検診です。ただ検診で糖尿病だと分かっても放っておく人が非常に多い。検診後すぐ病院で運動や食事などの治療を受けても、血糖が下がり症状が安定すると中断してしまう人もいる。そうすると怖いのが合併症です。糖尿病の合併症は、目が悪くなる、腎臓が悪くなる、足にえそができるなどで、ほとんどが「直っただろう」と途中で治療を放置した人です。進行すれば最後は「透析」に。ですから検診で糖尿病と診断されたら即治療を受けることです。早期にきちんと治療を受ければ安定した状態を続けることができます。それと正しい知識を持つことです。巷にはまちがった情報がたくさん飛び交っています。正しい知識を持ってもらうため、11月6日に当院で開催するえびな健康まつりで、「まちがいだらけの糖尿病の常識」と題した講演を行い、糖尿病の正しい治療をお話します。
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