相模川に架かるあゆみ橋が延伸工事に伴い来年1月17日から4月27日まで通行止めになることを受け、内野優市長は市議会12月定例会の中で、圏央道の海老名インターチェンジと東名高速道路の厚木インターチェンジ間を利用した場合、通行料の一部を補助する考えを明らかにした。
あゆみ橋延伸整備事業は「さがみ縦貫道整備事業」と、同橋付近の川幅を約250メートルから約370メートルに拡幅する「相模川河川改修事業」に合わせ、2009年9月に着工した。今年5月にも4日間にわたり夜間通行止めとなったが、今回の通行止め措置は終日で3カ月間に及ぶ。
市道路整備課によると同橋の1日あたりの通行量は約1万5千台だという。通行止め期間中の渡河については、新相模大橋(国道246号)や戸沢橋(県道22号横浜伊勢原)などの利用を呼びかけているが、あゆみ橋の125メートル下流に位置する相模大橋(県道40号横浜厚木)の迂回利用者がほかの橋に比べ増加することが予想される。
混雑緩和策として圏央道の利用料金の一部を補助する行政サービスが予定されていることは、12月15日付の市広報誌内でも周知されていた。詳細については触れられていないが、山口良樹議員(海友会)の質問に対し内野市長は海老名インターチェンジ―厚木インターチェンジ間の通行料250円のうち、150円分を補助すると答えた。
対象となるのは海老名、厚木の市内在住・在勤・在学者で普通車・軽自動車を利用した場合。補助申請書を現金での利用の場合には領収書を添付し、ETCを利用する場合は利用証明書を添付し提出すると、500円分のプリペイドカードが交付される(1カ月の上限は9千円分)。今後は、申請方法などを厚木市と調整していく方針だという。
完成は来年7月末
あゆみ橋の延伸を巡っては2市を跨ぐことから、費用負担の問題などを理由に長年停滞していた。しかし小林常良市長体制になった2009年3月末に厚木市が整備費の一部を負担する方針を示したことで事業着手に漕ぎ着けた。来年7月末の完成を目指している。
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