第九コンサート 本番へ向け練習佳境 「献堂式」にも挑戦
年末の風物詩として定着した「第九」を海老名市内で歌おうと2002年から一般公募で集まった合唱団が出演する「えびなベートーヴェンコンサート第七&第九2012」が12月16日(日)に上演される。2年に1度開催されており、今回10周年を迎える節目のコンサートには160人を超える市民が応募。本番へ向け熱のこもった練習を行っている。
7月上旬から始まった練習は12月12日までに25回にのぼった。12月5日には本番会場となる文化会館のステージでオーケストラ、ソリスト、合唱団が初めて集いリハーサルを実施。実行委員長の田口一紀さんは「7月から週1回の練習の成果が表れたと思う。練習は本番に向けた仕上げの状態。本番当日はさらなるハーモニーを作り出し、会場全体が一体となった演奏を目指したい」と話した。
市内で「第九」が初めて上演されたのは1980年。市内で活動する3つの合唱団が参加したが、翌年の開催以後、途絶えていた。
22年の月日が経ち、市内を拠点に活動するレーベンフロイデ合唱団のメンバーらが「海老名で第九を歌おう会」を設立。市民の手づくりによるコンサートとして再開させた歴史がある。
10周年の記念コンサートとなる今回は、ソリストにソプラノの佐藤美枝子氏やテノールの成田勝美氏、オーケストラに東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を迎え「第九」をはじめテレビドラマ「のだめカンタービレ」でも知られる「第七」、さらにベートーヴェンがウイーンの劇場の落成式を祝うために作曲し、日本ではまだ数回しか演奏されていない「献堂式」も披露する。チケットなど問合せは同会事務局【電話】046・233・4727へ。
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