5月24日に国分北2丁目で発生した殺人未遂事件における各方面の対応を取材した。
* * *
午前9時22分、被害者男性から警察本部に110番通報が入って間もなく、海老名警察署は報道機関などへ情報を提供。これを受け、海老名市では市民への周知を図るため、市のフェイスブックから3度、情報を発信した。
正午に発信した第一報では事件発生と犯人逃走の情報を、午後3時に発信した第二報では進捗状況として児童・生徒の下校に関する情報を伝えた。午後4時過ぎ、青森県内で犯人の身柄が確保されると午後5時30分に第三報を発信した。
教育現場では
小学校各校では児童の下校手段を変更する措置を取り、安全確保にあたった。
海老名、上星、杉本、今泉、柏ヶ谷、東柏ヶ谷の6校では迎えに来た保護者に児童を引き渡し、有鹿、有馬、大谷、社家、門沢橋、中新田、杉久保の7校と全中学校は集団下校となった。
家に入れないため、学校に待機した児童・生徒は150人ほどいた。放課後の子どもたちの遊び場となっている「あそびっ子クラブ」や、近隣の人が預かっていたケースもあったという。
「市民の不安煽らないため」
女性を刃物で刺した犯人が現場から逃走した今回の事件では、犯人の足取り情報は公開されていない。
一部市民からは「市の安全安心メールを通じて犯人の情報を流してほしい」などの声があがっている。
これに対し海老名署では「捜査を進める上で詳細情報は出せないものがある。今回は犯人の逃走状況が把握できていたことと、危険性が無いと判断したため、市民の不安を煽りすぎて混乱させないように公表を控えた」とコメントした。
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|