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海老名・座間・綾瀬 文化

公開日:2014.05.23

望地遺跡
325人が太古に触れる
発掘調査見学会が盛況

  • 来場者は関係者の発掘調査の解説に聞き入った

 望地1丁目から2丁目にかけて広がる遺跡地内に位置する宅地造成地で5月17日、発掘調査見学会が開かれ、道路遺構や縄文期の竪穴住居跡などが市民に公開された。

 この日は調査を請け負った(株)盤古堂の滝澤亮さんが時代変遷の異なると推測される3つの道路跡や2つの住居跡について詳しく解説。午前、午後あわせて5回の解説に、延べ325人の市民が耳を傾けた。

 滝澤さんによると今回の発掘地の最北部に位置する幅5mほどの道路は奈良時代から平安時代に使われていたものと考えられるという。村と村を結ぶ道路ではなく主要道とみられ、出土物や構造から判断・推測すると「重要な役割」を果たしていた可能性が高いと解説した。

 国分南に暮らす80歳代の男性は「我々の祖先がここを歩いていたかと思うととても興味深い」と話し、杉本小学校に通う5年生の男児は「歴史が好き。初めて発掘現場を見て、もっと勉強したいと思った」と話していた。

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