任期満了に伴い4月3日告示、12日投開票の日程で執行される神奈川県議会議員選挙・海老名市選挙区(定数1)に現職の長田進治氏(49・自民党)が2月7日、3選を目指す考えを示した。県議選を巡っては現段階で長田氏以外に目立った動きはなく、1999年以来16年ぶりに無投票となる可能性もでてきた。
(2月11日起稿)
中央のオークラフロンティアホテル海老名で催された「県政報告会」の終盤、マイクを手にした長田氏はやや緊張した面持ちで「県議会議員としてこのまちのためにやっていきたい仕事がある。4月の選挙に3期目の挑戦をさせていただきたい」と支持者ら約400人を前に意向を表明。会場からは拍手が送られた。
座間高校から拓殖大学に進み、卒業後は厚木市選出の小澤金男県議の秘書を務めた長田氏は、29歳だった1995年の市議会議員選挙に立候補し初当選。その後、2期目途中の03年2月に市議を辞職し、4月の県議選に挑んだ。
この時は惜敗したものの4年後、07年の県議選に再挑戦。現職(当時)を破り初当選を果たし、東日本大震災直後に行われた前回11年には「被災地救援と神奈川県の防災対策の構築」などを訴え3万票に迫る票を獲得。現職の強みを見せ、民主党公認の新人女性候補者に1万6千票を超える差をつける圧勝で2度目の当選を決めた。
3期目を目指すにあたっては、16年春の開校へ向け中新田に建設が進められている特別支援学校の誘致や、大雨の度に水が溢れ浸水被害も度々発生している永池川の河川拡幅整備など、2期8年の実績を前面に押し出していく考え。
他には動きなし
2月11日現在、ほかに出馬へ向けた目立った動きはみられない。
県議選海老名市選挙区で複数の候補者が出ず、無投票となったのは木内要氏が2度目の当選を果たした99年までさかのぼる。
今回、長田氏以外に立候補がなかった場合、この時以来16年ぶりに「無風選挙」となる。
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