4月3日告示・12日投開票の日程で実施される神奈川県議会議員選挙・海老名市選挙区(定数1)に新人の相原志穂氏(38)が3月10日、民主党公認候補として立候補する意向を示した。県議選を巡ってはこれまで自民党公認候補として3期目を目指す現職の長田進治氏(49)以外に出馬へ向けた動きはなく、無投票となる可能性もあったが相原氏の出馬表明で「無風状態」から一転、選挙戦となることが確実となった。
〔3月11日起稿〕
中央の事務所で本紙の取材に応じた相原氏は「憲法改正や集団的自衛権行使の問題などは『自民党の暴走』と感じ、歯止めをかけなければならないと感じている。13区内での民主党の存在意義を示したいと考えた」などと出馬理由を語った。
この日、公認候補予定者に正式決定した相原氏は民主党の副代表を務めた元参議院議員・石井一氏の公設第2秘書を務めた経験をもつ。2006年に結婚し、主婦、母親として生活する中で「女性目線の声」を県政に届けたいと、東日本大震災発災直後に行われた11年の県議選にも民主党公認の新人候補として挑戦。子育て支援や高齢者ケア充実などを訴えたが長田氏に敗れた。
県議選を巡っては2月に3選を目指す意向を表明した長田氏以外に立候補へ向けた動きはなく「無風ムード」が漂っていたが、相原氏は2月中旬から「無投票で終わらせてはならない」と立候補へ向けた準備を進めていたという。
4年前の再戦となる公算が高い今回の選挙でも主婦、母親目線で「幼稚園の延長保育拡大」や「県央地域への第3次救急医療機関の誘致」など、子育てや高齢者支援の拡充を柱に訴えていきたいと話した。
一方の長田氏は中新田に建設が進められている特別支援学校の誘致や永池川の河川拡幅整備など、2期8年の実績を前面に押し出していく考え。
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