海老名警察署長に就任した 山口 達夫さん 56歳
どんな課題も前向きに
○…大きな発展が見込まれる海老名駅西口の再開発に伴い、より一層の犯罪防止が重要視される中、海老名警察署長に3月11日付で就任した。37年の警察官人生の中で「交通部以外の部署は全て担当した」という豊富な経験を生かし、海老名を守っていく。「今年はまちが大きく変わる。犯罪を少しでも減らして、より安心、安全なまちづくりができるよう努めていきたい」と意気込む。
○…自然が豊かな清川村の出身。幼いころの遊び場はもっぱら山や川。山菜取りや魚釣りをして活発に育った。19歳で警察官の道に進んでからは、交番から県警まで様々なフィールドを経験した。関東圏を中心に、広域な事案を対応する「関東管区警察局」で働いていた36歳の時には地下鉄サリン事件を担当。緊迫した現場の中で、多方面と連絡を取り合う情報伝達の調整役として活躍した。「当時、関東管区警察局があった霞ヶ関では、あちこちでサイレンが鳴り響き、空から音が降ってくるようだった」。大事件の渦中で聴いた音は、今も脳裏に焼き付いている。
○…忙しく駆けまわる日々のリラックス方法は、近くの山に行くこと。育った環境もあり、自然の中にいると心がほっとするという。好きが高じて、きのこの見分け方や、美味しく食べられる調理方法にも詳しくなった。「本当は遠くの山にも行きたいんだけど、仕事があるからしばらくは我慢かな」と笑う。
○…モットーは”明るく、元気よく、前向きに”。「街の人に気軽に相談してもらえるように、まずは明るく挨拶。何かあったらいつでも動けるように心と体を元気にし、どんな通報にも真摯に対応できるよう前向きでいることが大切」と力を込める。休日や夜中でも呼ばれたら駆けつけ、事件や事故と向き合う仕事。「大変と思ったことはあまりない。初めて経験する署長の仕事も、コツコツ頑張っていくよ」といつでもポジティブな姿勢で職務に臨む。
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